6/28(金)・29日(土)うさとの服展示会-自然のぬくもり感じる服-
ひびきの杜では、毎日着る衣服は身体や心の健康にとても大切だと考えています。
衣服は毎日身体に触れるものだから。きっと触れない日はありません。
そんな肌に触れるものが、身体に、心に、環境にやさしいものであれば、身体は本来の呼吸を思い出していきます。
そんな、自然の服を感じる機会として、ひびきの杜では年に1~2回、うさとの服の展示会を行っています。
うさとの服
うさとの服は、タイやラオスでつくられる手つむぎ・手織り・草木染の自然服です。
布の素材は綿・麻(ヘンプ)・絹の三種類で、
ひとりひとりの作り手が、天然の素材を手でつむぎ、草木で染めて、織りあげます。
ひとつひとつを人の手でつくり上げることで、草木の力を損なうことなく衣服にすることができます。
手でつくるものだから、同じデザインの服でも、色が違ったり、折柄が違ったり、糸の細さ・太さ、縫いの微妙な違いなど、同じ服はありません。
展示会では同じ服は並ばず、すべて違う服が並びます。
すべて違うので、何を選ぶかを決めないで来て、出会いのように服を選ばれる方もいます。
ぜひ、自然の布に触れて、自然を感じてください。
大薬とされる衣服
うさとデザイナーのさとううさぶろうさんの著書「あいをよる おもいをつむぐ」に、中国最古の書物の一つである「書経」のこんな記述が紹介されています。
「草根木皮、これ小薬なり。鍼灸、これ中薬なり。飲食衣服、これ大薬なり。身を修め心を治める。これ薬源なり。」
草根木皮は漢方薬のこと。鍼灸は治療の方法。飲食衣服は飲み物、食べ物と衣服のことです。
そして薬源は、身を修めて心を治めることと書かれています。
まず、一番大事なのは普段の生活(行動)や心の持ちかた。次に大切なのは、普段の飲食と衣服となります。
古来より、人は草木が持つエネルギー(薬効・効果)を知っていて、身体と心を守り、元気にするものだということを知っていました。
▮イベント詳細
2024年6月
・28日(金)9:00-18:00
・29日(土)9:00-15:00
※開催時間帯に会場へお越しください。
場所:響きの杜クリニック2階 ひびきホール
札幌市中央区南2条西27丁目1-9
地下鉄東西線「円山公園駅」6番出口直結 マルヤマクラスより徒歩1分
〇響きの杜クリニック1階入り口から入って右側の階段より2階へお上がりください。
駐車場について
クリニック駐車場は、受診者専用の駐車場となるため、うさと展の開催時間帯は駐車場をご利用いただくことができません。
恐れ入りますが、お車でお越しの場合は、近隣の一般パーキングをご利用ください。
29日(土)の12:30以降は、診療時間外となりますのでクリニック駐車場をご利用いただけます。
「うさとの服」ができるまで
◆うさとジャパンが制作した「うさとの服」がどんなふうにできていくのかを紹介している動画です。
うさとの服のできるまでの工程
○わた
収穫時期は11月頃。見ているだけで気持ちよさそうな綿です。
○綿くり
ハンドルをまわして種と綿をわける作業です。
○綿打ち
弓を使って弾くと繊維が伸びてふわふわになります。
○糸つむぎ
篠づくりという綿を紡ぎやすいように棒に巻きつける作業の後、糸車を使って篠から綿を引き出して縒りをかけていきます。
○染め
大きな鍋で樹皮や葉っぱなどを煮詰めて染める草木染や常温発行させた染液で染める藍染、黒檀染めなどそれぞれの村にある身近な植物で染めます。
○織り
手づくりの素朴な織り機で、織り手の好みの柄で織ります。
○デザイン
デザイナーさとううさぶろうさんを中心に新しいデザインを考えたり、生地にあうデザインを選んで組み合わせます。
○裁断
生地の厚さによって1着~数着分をはさみでカットします。
○縫製
パーツ毎の分業ではなく、一着の服を一人が縫い上げます。
○海を渡り日本へ
数ある形のデザイン、色、柄、縫い方でできあがるものはみんな違います。
これは作り手の暮らしの中で育まれた布からできる自然の服です。
同じものがないからこそ、服との出会いが起こります。
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